【とっておきのお話】

第7回 (2001/2/26)

最初の西洋音楽の日本人先生は、だ〜れ?

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最初(さいしょ)の西洋音楽(せいようおんがく)の
日本人
(にほんじん)の先生(せんせい)

「宮中楽師(きゅうちゅうがくし)のおじさんだった…

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まず、西洋音楽(せいようおんがく)ってなんだろうか?
これは、おもにヨーロッパの音楽
(おんがく)のこといいます。

みんながいま学校(がっこう)で習(なら)っている音楽(おんがく)西洋音楽(せいようおんがく)です。

ピアノ・バイオリン・チェロ・クラリネットなどの楽器は、西洋音楽(せいようおんがく)の楽器(がっき)なんだよ

みんなは、これらの楽器(がっき)を先生(せんせい)に教(おし)えてもらうから弾(ひ)けるよね。

でも、先生(せんせい)にだって先生(せんせい)はいたはずだよね。
そのまた先生
(せんせい)もいたはず… という訳(わけ)で、

最初(さいしょ)の西洋音楽(せいようおんがく)の先生(せんせい)が誰(だれ)
かってお話(はなし)になります。

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日本(にっぽん)は鎖国(さこく)といって、江戸時代(えどじだい)まで外国
(がいこく)
の文化(ぶんか)や外国人(がいこくじん)と話(はなし)てもいけませんでした。

だから音楽(おんがく)はそれまで伝(つた)わっていた中国(ちゅうごく)や日本(にっぽん)の音楽(おんがく)だけでした。

しかし、つぎの明治時代(めいじじだい)になって、新(あた)しいお役人
(やくにん)さんは、鎖国(さこく)をやめました。

そして西洋音楽(せいようおんがく)を日本に広めるために、西洋音楽家(せいようおんがくか)「メーソンさん」を呼(よ)びました。

「メーソンさん」は一生懸命(いっしょうけんめい)がんがえました。お役人(やくにん)さんの家族(かぞく)もいっしょにかんがえました。

日本人(にほんじん)が西洋音楽(せいようおんがく)を好(す)きになってもらうため、民謡(みんよう)に日本語の詩(し)をつけました。

できた曲(きょく)の中(なか)には、みんながしっているスコットランドの曲(きょく)と中国(ちゅうごく)の詩(し)をつけた「蛍の光」(ほたるのひかり)や「むすんでひらいて」などがあります。

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でも日本中
(にほんじゅう)に演奏(えんそう)して紹介(しょうかい)する演奏家(えんそうか)がいません。困(こま)っているメーソンさんに、お役人(やくにん)は言(い)いました。

「西洋楽器(せいようがっき)は、宮中楽師(きゅうちゅうがくし)の人(ひと)に 教(おし)えて下(くだ)さい。彼らこそ適任(てきにん)=ふさわしい」

1000年以上(ねんいじょう)の日本古来(にっぽんこらい)雅楽楽器(ががくがっき)楽太鼓(らくだいこ)(しょう)など演奏しているのです。大丈夫(だいじょうぶ)です。」

 楽太鼓(らくだいこ)    (しょう) 

宮中楽師(きゅうちゅうがくし)のおじさんたちは、西洋(せいよう)の楽器(がっき)をマスターしました。

さすが1000年(ねん)の伝統(でんとう)です!

そして日本(にっぽん)の人達(ひとたち)に西洋音楽(せいようおんがく)を紹介(しょうかい)しました。

その後(ご)メーソンさんが国(くに)に帰(かえ)ったあとも楽器(がっき)の演奏(えんそう)は続(つづ)けて、みんなにも教(おし)えたのです。
 

だから「宮中楽師」さんが最初(さいしょ)の先生なのです。

 ※ 宮中楽師(きゅうちゅうがくし):
  
皇室(こうしつ)=宮中(きゅうちゅう)の雅楽(ががく)という日本(にっぽん)の
  クラシック音楽(おんがく)の楽団員(がくだんいん)。
  雅楽楽器(ががくがっき)の奏者(そうしゃ)。

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おうちのひとに補足説明(ほそくせつめい)をよんでもらおう↓
 


≪保護者の方への補足説明≫上記文に関しての補足説明をさせて頂きます。

 今日 主流となっている西洋音楽ですが、明治維新・初期の日本国民に親しまれるように
 と政府が四苦八苦した当時の裏話をご紹介しました。

 政府の意向を受け、皇室お抱えの宮中雅楽師に西洋楽器を学ばせた「いきさつ」は実に
 面白いエピソードです。

 現在でも宮中楽師の方々は、この慣習が残り、宮中行事等で雅楽楽器はもとより西洋楽器
 
も演奏を行なっておられるそうです。

「雅楽」については、

 
{宮内庁ホームページ・雅楽}{ピアノフレッシュセンター・リンク}でご覧になれます。
 

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